一目山人(細田悟一)の名言:「売りと買いのパワーバランスが崩れたとき、強烈なトレンドが発生する。(均衡が崩れた方向に相場は大きく走る。)」
相場が一定の範囲で動く「もみ合い(レンジ)」の状態は、買い手と売り手の勢力が拮抗している「均衡」を意味します。しかし、この均衡が上下どちらかに破られた瞬間、溜まっていたエネルギーが一気に解放され、強力なトレンド(走り)が発生するという意味です。過去から続く膠着状態が崩れると、市場参加者の損切りや追随する新規注文が巻き込まれ、価格の動きが加速します。これは現代の「ブレイクアウト戦略」の根本であり、将来の市場でも不変の心理原則を示しています。
人物と時代背景
一目山人(本名:細田悟一、1898〜1982年)は、戦前・戦後に活躍した都新聞(現・東京新聞)の商況部記者です。彼が活躍した昭和初期の日本は、世界恐慌の余波や戦争への足音が迫る激動の時代であり、市場は極めて不安定でした。その中で彼は、直感に頼らない科学的な分析手法を模索し、私設の研究所を設立。延べ2,000人の学生を動員して膨大な過去データを手計算させ、1936年に独自のテクニカル指標「一目均衡表」を完成させました。
【名言にまつわる豆知識】
この名言が示す「均衡の崩れ」を見極めるため、一目均衡表は価格の高さだけでなく「時間(日柄)」を最も重視して作られています。計算機のない時代に人海戦術と執念で生み出されたこのチャートは、現代でも「Ichimoku Cloud」として世界中のトレーダーに愛用され続けています。
家族の感想
パパ仕事のプロジェクトも準備期間の積み重ねが大事だけど、勝負所を見極める視点は投資以外でも応用できそうだね。
ママずっと家事が落ち着かないもみ合い状態も、一気に片付くタイミングがあると思えばなんだか前向きになれる気がするわ。
息子計算機がない時代に何千人もの手計算で指標を作ったなんて、まるで昔の天才プログラマーみたいでめちゃくちゃかっこいい。
娘ずっと我慢して努力した先に急に結果が出る瞬間があるってことだよね、私も勉強頑張ってトレンドに乗れるようになりたいな。
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