王陽明の名言:「実践の中で心を磨きなさい(事上磨練)」
「事上磨練(じじょうまれん)」とは、机の上の学問(座学)だけで心を鍛えるのではなく、日々の実際の行動や仕事、直面する現実の課題を通してこそ、真に動じない強い心を磨き上げることができるという教えです。
王陽明は、静かな部屋で座禅を組んで精神統一するだけでは、いざ現実に困難が起きたときに役に立たないと考えました。日常のあらゆる実践の場こそが、自己を高める最高の修行の場であると説いています。
人物と時代背景
王陽明(1472〜1529年)は、中国・明代の文官であり武将、そして「陽明学」の始祖となった偉大な思想家です。
当時の明の社会は、儒教の主流だった「朱子学」が形骸化し、出世のための暗記学問と化していました。また、政治の腐敗や相次ぐ反乱など、社会不安が渦巻いていた時代です。王陽明は優れた軍事指揮官として実際に数々の反乱を鎮圧しながら、知識と行動は表裏一体であるとする「知行合一」や、この「事上磨練」を提唱しました。
【名言の豆知識】
この言葉は、弟子の「静かな場所で学べば雑念が消えるが、仕事に入るとまた乱れてしまう」という悩みへの返答から生まれました。また、幕末の志士である吉田松陰や西郷隆盛ら日本の指導者たちにも多大な影響を与え、維新の原動力となりました。
家族の感想
パパ結局デスクワークの勉強ばかりじゃダメで、現場のトラブルや苦労こそが自分を成長させる最高の教材なんだね。
ママ家事や育児の忙しさに追われてばかりだけど、この毎日のドタバタこそが心を強くする修行だと思えば前向きになれるわ。
息子試合や勉強でうまくいかない時こそ、逃げずにやり切ることが一番のトレーニングになるんだと分かったよ。
娘頭でっかちにならずに、とりあえずやってみることで強くなれるっていう考え方がすごくかっこいい。
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